能登半島豪雨・支援レポート10月12日【輪島市河井町】

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地元の皆さんと心を通わせる支援活動を

この日は、先週お世話になった室金物店(町内会長さん)の紹介で、建物の1階部分が全て水に浸かった輪島市河井町で、泥の掻き出しや家財の片づけをお手伝いしました。

お家の方、お一人おひとりに寄り添ってお話を聞いていき、必要なもの廃棄するものなどもしっかり確認しながら活動させていただきました。お仏壇や家財道具、布団や洋服など、今まで大事に使っていて、本当はこれからも大事に使いたかったものを捨てなければいけない状況。水害がなければ使えたものばかりです。

「本当は捨てたくないのだけれど」と涙ながらにお話をしてくれるのを聞いて、「捨てる」という言葉を使っていいのか、代わりの言葉はないのかと迷いながら。捨てるものだからと雑に扱うのではなく、ボランティアのみなさんが1つひとつ丁寧に運び出してくれました。

床板をあげて、床下にたまった泥を掻き出そうとすると、水分を含んでいるのでめちゃくちゃ重い・・・・
勢いに任せて土嚢袋に泥を入れすぎると重すぎて持てなかったり・・・腰をさすりながら屈んでシャベルで泥を掻き出し、重い土嚢袋を家の外に出していきます。

土嚢袋を家の外に運び出したら、次はゴミ捨て場までトラックで運搬。
水分を含んで、ぽたぽた泥水が染み出してくる重い重い土嚢袋をトラックの荷台にのせるので、体力的には、めちゃくちゃ辛い作業でした。
「重い」「大変」が勝つ活動内容ではありますが、その場を明るくしようと、石川事務局(コマニー株式会社)のメンバーがトラックに積み込む人を決めようと、即興じゃんけん大会がスタート。
楽しそうな声に近所の人もお家から出てきて、「楽しそう!混ぜて!」と、近所の人や他のボランティア団体の人も加わって大人数で即興じゃんけん大会が始まりました。

みんなで盛り上がった勢いで、活動先以外の近所のお家の土嚢袋もトラックに積みこみ、ゴミ捨て場に向かいました^^
重い重い土嚢袋をトラックに積む、泥だらけになるとても過酷な作業が、ジャンケン大会のおかげで楽しく一気に進みました。近所の人と一緒にめちゃくちゃ盛り上がって、たくさんの人が家から出てきて笑顔でパシャパシャ写真を撮っていました。黙々と作業をするだけでなく、こうやって楽しく近所の方と交流するのも大切なボランティアだなと改めて感じる時間でした。


<今回の支援内容>
活動日:10月12日
場所:輪島市河井町

ボランティアの感想

大地震と豪雨災害が一年の中で起こってしまった輪島市に初めて入りました。町は想像を超える被害を受け、またお年寄りも多い地区なので、僕たちのような世代を筆頭に、これからもずっと支援が必要だと感じました。
困っている人たちの為に、また輪島に行きたいと思います!(20代男性)

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 NPO法人ユナイテッドアース 能登半島地震支援事務局
メール : notohantoshien.ue@gmail.com

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