能登半島地震・支援レポート7月21日【七尾/一本杉通り・災害ごみの運搬】

一本杉通りの商店サポート

UEが支援ベースを構えている七尾市の一本杉通りで活動させていただきました！
ベースの近隣の店舗は少しずつ再開しているところもありますが、まだまだ倒壊した家屋や店舗がそのままで営業を再開できていないお店もあります。

今回は不要になった家財道具の運び出しや、損壊被害を受けたお店の片付け等をお手伝いさせていただきました。
以前より活動させていただいている紳士服ミズカミさんでは、地震の揺れで物が散乱し、どこから手を付けたらいいのか、このまま解体するしかないのかと考えていたと聞いています。

何回かボランティアに来てくれたので、ほとんどの荷物の運び出しができて、その場所を活用できないかとお声がかかったお話を聞かせてもらいました。被災して半年以上、このままでは取り壊すしか選択肢がないと思っていた中で、思い出がたくさんあるお家が再活用できる可能性が出てきたことが本当に嬉しいし、ありがたいとおっしゃっていました。「これも家屋清掃を一緒にしてくださったボランティアの皆さんのお陰だよ。ありがとう。」と伝えて下さったのもとても印象的でした。非常に感謝してくださいました。

”自分も周りも被災している。
自分よりも被害が大きいところがあるから、私たちは自分たちで何とかしなきゃ。”

能登半島地震が起こって、現地の皆さんとお話しするとそうおっしゃる方がたくさんいます。
被害の大小問わず、困っている方がたくさんいる中で、私たちの活動を通して、前を向くきっかけになっているのであれば本当に嬉しい事です。

これからも皆さんに寄り添って、活動を続けていきたいと思います。

ボランティアの感想

ボランティア参加してみて、一人ひとりの力は大きくなくても、誰かの力になれるんだということを感じました。
大切な家財道具を捨てたり、整理したりすることは、被災者の方にとって、非常に辛い作業だと感じています。
そんな時に一人ではなく、ボランティアの方が一緒に作業してくれることで、この災害を一人ではなく、誰かと乗り越えることができる、一人ではないと感じられる、そんな心の支援につながっていることを強く感じました。