【能登支援】ボランティアの感想 vol.5 / 友居　航太さん

ボランティアの感想

今回2日間ボランティアをしたのですが、短い期間の中でいろいろなことを感じることができました！

正直、地元の兵庫県を出発してすぐは半分旅行のような気分で、どこかフワフワした気持ちでしたが、高速を降りたくらいから被災している場所が目に入ってきて、車内の空気もだんだん変わりはじめ、緊張感を感じてきました。

支援ベース近くの住宅街に入ったくらいで、崩れたり傾いた家を人生で初めて自分の眼で見た時は、本当に言葉が出ないというか、なんとも言えない気持ちになりました。ボランティアに来たのに、自分にできることはあるのか？しっかりと活動して貢献できるのか？少し不安を感じたことを覚えています。

最初はそんな不安もありましたが、2日間の活動終わりには全くそんなことも感じなくなっていました＾＾
現地の方との出会いもとても嬉しかったし、ボランティア同士でのいろんな話をし、お互いの想いを共有し合えたからだと思います！

何よりも嬉しかったことは、現地の方に喜んでいただけたことです。
私たちと何倍も年の離れた方達が、僕達に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれたり、僕らと話すこと自体が嬉しそうで、楽しそうに過ごされていたのがとても印象的でした。

1日目は活動先のお父さんが、「次は稲刈りに来てお米を食べにおいで」と言ってくれたり、2日目違う現場で芝刈りをしていると、いつ帰るか聞かれたので「明日、学校なので帰らないといけないんですよ～」と言ったら、「学校休みになったらしいよ」と地元の方が、笑いながら何度も冗談で言ってきたり。笑

昔から知っているような感じでお話しするようになりました。
僕たちを笑わそうとしたり、楽しませてくれるような声をかけてくださったことも、すごく心に残っています。

自分たちが元気や勇気を届けに行く立場になりたいと思っていましたが、現地のみなさんはそもそも前を向いて進んでおられて、みなさんの姿に私の方が勇気をもらいました。（普通に楽しかったです！）

今回の支援活動で、ボランティア団体の存在がある事、ボランティア活動してる人がいるということを知れたのも大きな気づきでした。私が住んでいる地域では、この先南海トラフ地震のような大きな地震が起こるといわれています。

今回はボランティア側として参加しましたが、もし自分が被災者側になった時に、こうして手を差し伸べ、支えてくれる方がいると思うと、大きな心の支えになると思いましたし、こうした繋がりがある事がとっても大切だと思いました。

そして実際に被災した現場を見て感じたことは、「自分の目で見て感じないと分からないことがあるということ」です。言葉で表すのはとても難しいですが、空気感やその時に感じた感覚や感情を大事にしたいとも思います。

最後になりますが、出会った本当に皆さんが優しくて、過ごしやすい雰囲気を作ってくださったおかげで、想像していたボランティア活動の何倍も濃い時間を過ごせました。

今回の経験を活かしてまずはこれからの学生生活も頑張って行きたいと思います。

そしてまた能登に行きたいと思います。ありがとうございました。

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■ボランティアに参加したことがない方へのメッセージ

もし興味があったり何か人の助けになりたいという思いがある方は一度チャレンジすることをおすすめします！私は今回初めてボランティアに参加してみて、ボランティアに対する考え方が変わりました。

最初は自分が何かできることを提供するというような考え方だったのが、普通では学ぶことのできないものを勉強し、体験することができること。

そして、人と人とのつながりも含めて、多くのものを得る機会と思うようになりました。

きっかけはどんなものでも良いと思うので、ぜひ参加してみてほしいと思います。

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学生のパワーって本当にすごくて、地元の皆さんは「関西からこんなに若い子たちが来てくれるだけで本当に感動するし、嬉しい」と言ってくれるんです。
皆さん、ご自身のお子さんやお孫さんと重ねながらお話しすることも多いですよね。

何気ないコミュニケーションを取る時間が、地元の方にもボランティアにとっても大切な宝物になります。
UEでは人と人が心からつながる。そんな支援活動をこれからも行っていきたいと思います！

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