【能登支援】ボランティアの感想 vol.4 / 牧田えりさん

ボランティアの感想

被災地の方の力になりたいと思い、今回初めてボランティア活動に参加させていただきました。

正直、テレビの報道などで被災地の状況を見て知ることはありましたが、テレビで見た映像がどこか他人事に思っていた自分に気付くことができました。

実際に現地を目の前にしたときに衝撃を受けました。跡形もないくらい壊れた家々、足の踏み場もない家の中、行き場を見失った動物たち、静まり返った街。なんとも言えない感情になり、とても胸が苦しくなりました。

震災について、どこか遠い所のことに思っていましたが、自分の大切な家族や大好きな地元を重ね合わせると他人事で終わらせてはいけない。

もっと自分事として考えなければならない。ということを学ぶことができました。

そして、自分たちの方が辛い思いをされているはずなのに、多くの方がボランティアで訪れた私達のために、貴重な水栓トイレを貸してくださったり、休憩できる場所を開放してくださったりと、困った人に手を差し伸べることが当たり前のように動いてくださったこと。

現地の方々の思いやりや優しさ、温もりに感銘を受け、団結力の強さを感じました。

なにか力になりたいと思って参加させていただきましたが、私の方が勇気をもらって心を救ってもらい、よりボランティア活動を頑張ることができましたし、助け合うことの大切さを学ぶことができました。

また、どんなに小さなことにも感謝される姿に気付かされ、自分自身が普段色んなことに対して当たり前にしていたことにも気づくことができました。

今回のボランティアを通して、たくさんの学びがあり、現地の方々に勇気づけられ、救われました。
たとえ、私達が行った活動が復興という大きな規模でみると、微力かもしれません。

でも、それは決して無力じゃないということ。
微力は無力じゃない。誰かのためになっているんだ。ということを教えていただき、
参加させていただいて本当に良かったと心の底から思うことができました。

この経験を持ち帰って、大切な人たちに共有し、震災の理解を深め、また、ボランティア活動に参加したいと思います。